英語を話す練習覚え書き(1)

発音を学びたい全ての方へ送るMP3データによるダウンロード教材「小学5年生からの英語発音」を制作、公開中です。
音の出し方だけでなく、どのように練習して音を出せるように持っていくかまでを丁寧に解説しています。
英語発音教材のページで視聴、ダウンロードができます。

英語発音、文法などの個人レッスンを行っています。下の動画で発音レッスンの様子をご覧頂けます。

レッスンのお問い合わせは下記アドレスまで。
a_atchan@yahoo.co.jp

またYouTubeチャンネルでは動画で英語の発音などに関する話をご紹介しています。

本サイトのデザインや動画内で藤井Atchanの話し相手をしております秋元と申します。英語を話す練習に取り組んでみようと思ったのが2012年頃だったと思います。目指すところとしては単語の羅列でなく文章で、そして、所謂役立つフレーズを沢山覚えて状況で括弧内を入れ替えて運用するのでなくて、自分の言いたいことを自分で構築して話す・・・なのですが、一気にそこには飛べないわけで細かくステップを刻んで登っていく方法はないものかと考えていました。
未だにそんなに自由に話せているわけではなくまだまだ勉強中ですが、自分がやってきた練習、何を意識していたか、何が役立ったか、これらのことのリアルな感覚はこの先もしさらに上達した場合、次第に薄れて行ってしまうのではないか、とすれば今のうちに書き残しておいて、もしかしたら同じように英語の勉強をしている方にとって何らかのヒントになることもあるかもしれない、と思って書くことにしてみました。
もちろん、皆様はもっと効率よい方法をご存知かもしれませんし、この方法自体万人に有効というわけでもないと思いますが、少しでもどなたかの何かの助けになれば幸いです。
練習に入る前提として中学英語の文法、可能であれば高校英語の文法が身についていることを前提としています。英文を組み立てながら話すにおいて文法は土台を成す必要な知識です。

Step1 英語を読むときに文頭から理解する
話す練習と言いながらいきなり「読む」練習から入るのは、きっと英語を日本語を介さずに文頭から処理する練習をするには読むことが一番楽だと思うからです。文頭から処理するというのは例えば、

The building I visited yesterday is a museum.

という文を見たときに
The building で「ビルのことを言ってるんだな」と考え、
I visitied yesterday で「そこに「私」が昨日訪れた」と考え、
is a museum. で「それが美術館」なのだと考える、という具合です。慣れている日本語の語順に収まらないと最初は落ち着かないですが順番の並び替え、日本語への再構成はしないようにします。

Step2 日本語に置き換えずに理解する
He bought two hamburgers at McDonald's for his lunch.

という文があるとします。このとき、
He bought で「彼は買った」という文字でなく行動そのものを絵的にイメージします。
two hamburgers で買ったものが何かがわかりますが、ここでも「2個のハンバーガー」という文字でなくて物の絵をイメージします。
以下も同様の容量で日本語の文字でなく、視覚的にイメージします。慣れてきたら一々絵をイメージする必要はありません。日本語の文字を思い浮かべないことが重要です。例えば日本語を読んだり聞いているときも「美術館」から毎回、建物を想像するわけではありません。museumと聞いて建物を想像しなくてもその概念が日本語を介さずにぼんやりとイメージ出来ればよいです。

Step3 Step1&2を聞くときにも適用
自分が聞き取れるレベルのあまり速くない、複雑でない素材の英語を聞いて日本語に置き換えずに文頭から順次理解知る練習をします。